留学は自分を成長させることができる最高の機会です。
自分の知らない世界を見ること、様々なバックグラウンドを持つ人と関わること、
慣れない環境に身を置くことが、自分の価値観や世界の見方に
大きな影響を与えてくれます。
「留学したいけどどの国に行けばいいのかわからない…」
「もうすでに決まっているけど、確信が持てない…」
「留学の質を上げて今後の人生に生かしたい!」
この記事を読んで、自分の選択に自信を持ちましょう!
せっかくの自己投資が有意義なものになるよう、
この記事を参考にしていただけると嬉しいです!
1.英語ネイティブな国である必要はない
「英語が上達したいからアメリカへ!」
このようにお考えの方は多いと思います。
実際、アメリカやイギリスなどの英語が第一言語の国に行けば
英語を日常的に使う機会も増えるし、ネイティブの発音を常に聞くことができます。
しかし、英語は世界で一番学んでいる人が多い言葉です。
世界中のどこにいても英語は学ぶことができます。
あなたの留学の目的が「英語力の向上」のみであるなら、
英語が母国語の国という基準で行き先を決めてもいいかもしれません。
しかし、留学には言語の習得以上の価値があります。
ニュースで流れている情報と、その国に足を運んでみてあなたがみたことが同じではない。
そうすると、メディアを鵜呑みにしなくなる。世界の情勢に興味がわく。
自分が生まれ育った環境で知らず知らずのうちにかかっていた
自分のフィルターに気づくことができるようになります。
自分の世界観を100%信じなくなった時、
やっと異文化交流ができる状態になったと言えます。
自分の考えと違っても、受け入れようとする態度が身に着くのです。
これは人生の中でとても大切なスキルではないでしょうか。
言語は練習しなくなった時点で忘れていく。
逆に練習をし続ければ留学で思うように習得できなくても、あとあと上達していくものです。
慣れない環境に身を置いた時、自分のフィルターに気づくことができたとき、
これからの人生を左右しうる大切な態度を身に着けることができます。
2.自分の年齢で何を見たいかを考える
私は19歳の時にインド留学を経験しました。
英語の習得よりも、当時興味のあったいわゆる発展途上国の貧困問題、
教育問題の実態を見たいと考えたからです。
刺激に多感な時期、世の中のことをより知るようになり疑問を持ち始めた時期に
インド留学へ行ったことで、世界の見え方が180度変わりました。
私は高校生の時から、ストリートチルドレンやチャイルドレイバー(児童労働)の問題に
携わりたいと思っていました。そのために、国際開発に携わりたい。
これが私の持っていた夢でした。
いざインドへ行ってストリートチルドレンを目の当たりにしたときは、
心臓が止まりそうになったというのが正直な感想です。
服を着ていない子ども、食べる物をせがんで話してくれない子ども、
体を頻繁に洗えていないせいで汚れたままになっている子ども。
高校を卒業したばかりの、外の世界を何一つ知らない私にとっては
ものすごい刺激でした。
「かわいそう」
「このような子どもたちを助けたい!」
けれども問題はその子どもたちを学校へ送るだけで解決するほど
単純ではないことにも気が付きました。
インド人の学生と話をしていて気が付いたのは、
彼らの方が何倍も世界のこと、歴史、自分の国の状況を分かっているということ。
インド国内の状況、さらには日本の実態さえも理解できていない私が
「インドを変えるんだ!」
「あの子たちの幸せを作るんだ!」
とは、なんと傲慢なのか。
そもそも学校へ送って、仕事に就く、という人生の
レールを敷くことが彼らの幸せを作ることにつながるのか?
私たちの生きる、いわゆる「西洋化した資本主義の世界」に
彼らを押し込もうとするのは、果たして正しいことなのか?
けれど、貧困によって彼らが不利益を被るのも部分的に事実です。
このように、何が正しいのか、私はどうかかわっていきたいのか、など
沢山考えて、混乱して、知識を得て、人と話をして、また考えて…を繰り返しました。
インドへ留学をしていなければ、深く考える、そして多角的に物事をを見ようとする
視点は生まれなかったのかなと感じます。
このように何を見たいのか、何を知りたいのか、をベースに行き先を選ぶと、
人生の中のたった一部分の留学の時間が今後の人生に大きな影響を及ぼします。
3.できるだけ長期間滞在できる場所にする
「旅行と住むのは違う。」
よく聞く言葉です。
留学には2週間、1か月、3か月、1年などなど
様々な期間がありますが、できるだけ長期間滞在することをお勧めします。
環境に慣れてくると、すべて新鮮で楽しかっただけ時間では
気づくことのできなかった一層深いところを見ることができるようになります。
自国の街並みと他国の街並みの違いは一目見るとすぐに分かります。
しかし、一番大切な人の心の違いはやはり時間をかけなければ見えてきません。
この国の人は何を考えているのか、
なぜそのような思考回路になるのか、などに
気がつけるよう自分自身に時間を与えてあげてください。
また、長期間いることで自分自身を知ることにも繋がります。
「この国にいると、居心地が良い。」
なぜか?なぜ日本にいるときの気持ちと、違うのか?
「そうか、自分はこのような環境があっているんだ。」
「今まで気が付かなかったけど、これがあると気持ちが楽になるんだ。」
などなど、自分自身を知ることにも繋がります。
どんな国にいても必ず気持ちに波はあるものです。
寂しくなったり、あるいは慣れてきて心地よくなってきたり。
そのアップダウンを経験した後に、本質が見えるようになります。
できれば半年は滞在したいところですね。
以上、留学先を決めるときに覚えておきたい3つのことでした。
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英語ネイティブの国である必要はない
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自分の年齢で何を見たいかを考える
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できるだけ長時間滞在できる場所にする
あなたの留学が有意義なものになることを願っています✨
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